生活防衛資金はいくら?生活費の3〜6か月分の計算方法と貯める順番
この記事は、「お金を整える順番」の一部です。全体の順番を先に読むと、迷いません。
投資を始めたいけれど、先に何を準備すればいいのか分からない。そんなときは、生活防衛資金から考えます。
結論:生活防衛資金は、会社員なら生活費の3〜6か月分が目安です。普通預金などの現金で、投資とは別に持ちます。
この記事でわかること:
- 生活防衛資金とは何か
- いくら必要か、計算の3ステップ
- どこに置くか、どうやって貯めるか
- 生活防衛資金がないまま投資を始めるとどうなるか
生活防衛資金とは?
生活防衛資金とは、失業や病気、急な出費があっても暮らしを続けるための現金です。貯金や投資のお金とは、目的が違います。
| 生活防衛資金 | 投資のお金 | |
|---|---|---|
| 目的 | 暮らしを守る | 長い期間で増やすことを目指す |
| 使う時期 | 急な出費のとき | 長く使わないお金 |
| 置き場所 | 普通預金などの現金 | 投資信託・株式など |
| 値動き | なし | あり(元本割れの可能性) |
生活防衛資金は、いくら必要ですか?
会社員の場合、月々の生活費の3〜6か月分が基本の目安です。自営業やフリーランスは、6か月〜1年分と、会社員より多めが推奨されています(参考:77銀行|生活防衛資金はいくら必要?世帯別目安金額や効果的な貯め方、HABITTO|生活防衛資金はいくら必要?世帯別の目安額と貯め方、確認日:2026年10月1日)。
| 働き方 | 目安 |
|---|---|
| 会社員・公務員 | 生活費の3〜6か月分 |
| 自営業・フリーランス | 生活費の6か月〜1年分 |
自営業が多めとされるのは、会社員と比べて公的な保障が手薄なためです。
たとえば、毎月の生活費が20万円なら、3〜6か月分で60〜120万円になります。
自分の必要額を計算するには?
計算は3ステップで済みます。
- 毎月の生活費を出す。 家賃、食費、光熱費、通信費、保険料など、毎月決まって出るお金を足します。
- 月数を決める。 会社員なら3か月から始め、余裕が出たら6か月に近づけます。
- 掛け算する。 生活費×月数が、目標の金額です。
毎月の生活費が分からないときは、先月の明細を1枚並べるだけで、おおよその数字が出ます。家計の配分は、公式LINEの無料アプリでも確認できます。
生活防衛資金は、どこに置けばいいですか?
基本は、いつでも引き出せる普通預金です。増やすことが目的ではなく、守ることが目的だからです。
| 置き場所 | 向き不向き |
|---|---|
| 普通預金 | いつでも引き出せるので、まずここ |
| 定期預金 | 一部なら。全額にすると急な出費に使いにくい |
| 投資信託・株式 | 生活防衛資金の対象にしない |
(参考:HABITTO|生活防衛資金はいくら必要?世帯別の目安額と貯め方、確認日:2026年10月1日)
僕は、生活防衛資金を投資口座の残高で数えないことをすすめています。急な出費と相場の下落が重なった日に、困るからです。現金として見える場所に分けてください。
生活防衛資金は、どうやって貯めればいいですか?
貯め方の順番は、家計、専用口座、先取りの3つです。
- 家計を整える。 スマホ代や保険など、1回の手続きで済む固定費から見直します(固定費の見直しの順番)。
- 専用の口座を作る。 普段使う口座と分けると、使ってしまいにくくなります。
- 給料日に先に移す。 毎月自動で移る設定にします(先取り貯金のやり方)。
目標額に届くまで、毎月の先取りを続けてください。
生活防衛資金がないまま投資を始めると、どうなりますか?
値下がりのたびに、生活が心配になりやすくなります。
僕が大事にしている順番は、家計、生活防衛資金、投資、そのあとに副業です。投資にも値下がりがあり、期待どおり増える保証はありません。
投資を始めていい条件は、動画でも解説しています。
副業を始める前の順番は、副業を始める前に家計を整える理由にまとめています。
生活防衛資金についてのよくある質問
生活防衛資金は、いくらから貯め始めればいいですか?
まず生活費の1か月分を目標にして、3か月分まで少しずつ増やす進め方が始めやすいです。金額より、毎月続けることが大切です。
生活防衛資金と、老後資金や旅行の貯金は別ですか?
別に分けるのがおすすめです。旅行や車の買い替えなど、使う予定があるお金と混ぜると、防衛資金が減ってしまいます。
生活防衛資金は、定期預金や国債に入れてもいいですか?
一部なら選択肢になります。ただし、解約に制限があるものもあるので、急な出費にすぐ使える普通預金を中心にしてください。
生活防衛資金が貯まる前に、投資を始めてはいけませんか?
決まりはありません。ただ、僕は防衛資金を先に作る順番をすすめています。始めるなら、値動きがあっても生活に影響しない少額にとどめてください。投資に元本保証はありません。
まとめ|生活費の3〜6か月分を、現金で持つ
- 生活防衛資金は、会社員で生活費の3〜6か月分が目安
- 自営業やフリーランスは、6か月〜1年分と多め
- 置き場所は、いつでも引き出せる普通預金を中心にする
- 投資口座の残高では数えず、投資とは別の現金にする
- 貯め方は、家計の見直し、専用口座、先取り貯金の順
まずは、先月の生活費を出して、3か月分の金額を計算してみましょう。
参考:77銀行|生活防衛資金はいくら必要?世帯別目安金額や効果的な貯め方(確認日:2026年10月1日)参考:HABITTO|生活防衛資金はいくら必要?世帯別の目安額と貯め方(確認日:2026年10月1日)
